bleachしている髪に縮毛やパーマがかけれるかどうか?についての続き!!

bleachしている髪に縮毛やパーマがかけれるかどうか?についての続き!!

 

こんにちは

tamuraです!

今回はbleachしている髪に縮毛やパーマがかけれるかどうか?についてやっていきます

以前も傷んだ髪の毛にパーマをかけれるか?っていう記事を書いたんですが

補足的にやっていきたいと思います!

 

PH!

PHについても以前もやりましたが

おさらいの為にもう一度ざっくり説明します!

PHは 酸性 中性 アルカリ性などを示すもので

1〜14の表になっています

1は強酸性で7が中性14が強アルカリ性です

因みに髪の毛の正常な状態は4.5〜5.5になります

このPHをコントロールしながら施術をしているんです

 

還元剤!

 

では次に還元剤についてなんですが

これも何度もやってるので分かりますかね?

髪の毛の結合を一旦切ることを還元と言います

還元剤の種類はいくつかあるんですが

チオグリコール酸

シス

システアミン

サルファイト

チオグリセリン

ラクトンチオールという感じ6つ還元剤がありますが

ほとんどは上3つ チオ シス システアミンでやってます

っていうのも下の3つは酸性領域で使うものなんですが

還元力の問題や臭いが強かったりあと時間がかかりすぎたりなどの問題で

あまり使われていません が

老舗サロンでは酸性パーマメインでやってる所もあるので考え方になりますかね

僕もハイトーンやダメージ毛にはラクトンチオール(スピエラ)や GMTを使う事があります

 

bleachしている髪に縮毛やパーマがかけれるかどうか?

 

では本題に入りますが

bleachにパーマの場合はスピエラやGMTやハイブリッドを使ってかかる人はいます

縮毛矯正も同じ感じだと思ってもらって良いですが

縮毛に関してはもはや酸熱トリートメントで真っ直ぐになっちゃうのでこっちの方がオススメです

では何故ブリーチしてたらアルカリが良くないか?というと

以前も記事にしましたがアルカリは還元剤を髪の内部にいれる為

つまりキューティクルを開く為にまず必要なんですね

なのにブリーチ毛っていうのは既にキューティクルを損傷してしまってるからほぼアルカリが必要ないって訳です

その上還元する内部までも損傷してしまってたりするとかかる場所がなくなります

 

酸解離定数

 

還元剤はアルカリに振れないと反応しないという特徴がもう一つあります

酸解離定数というんですが酸の強さを定量的に表すための指標のひとつになり

酸性度定数とも言います

酸から水素イオンが放出される解離反応をpKa によって表す

例えば

チオグリコール酸の pkaは ph10.4

シスの ph 8.3 

システアミンの ph8.4

という感じで

還元剤が髪に入ってイオン化されるものと

されないものが半分になるphの事になります

つまりシステアミンがph8.4の時に反応が起こる(ss結合を切る)部分と

反応しない部分が 1:1 である事を指します

ちょっと難しくなりましたが気になる方は島津製作所さんのサイトをどうぞ こちらから参考になります

 

まとめ

 

最後にちょっと難しくなりましたが

簡単に言うとアルカリ領域で反応する還元剤も上で表したph値でも

実際には半分の還元剤しか働いてないと言う状態なので

表記の数値よりphが下の場合は還元剤の働きは半分以下というわけです

なのでまとめるとブリーチをしていても髪の毛がしっかりしていれば

酸性領域でもアルカリ領域でも(低アルカリであれば)かけれるし

ボロボロになってしまっていたらかからなくなるという事なので

極力ケアしながらやっていきましょう

 

 

更新日 2020 7/6